LVMを利用しているサーバで新しくストレージを追加した際にやること。
想定OSはCentOS7/Ubuntu20.04。ext4 あたりで。
※ ボリュームグループ = 物理ボリューム(デバイス)をまとめたグループ
※ 論理ボリューム = ボリュームグループから指定した容量を切り出した仮想的なボリューム
① 新しく追加されたストレージのデバイス名を確認 (/dev/sdb とか)
# dmesg など
② LVMの物理ボリューム作成
# pvcreate <新規デバイス名> → 物理ボリューム作成 # pvdisplay<新規デバイス名> → Physical Volume に新規デバイスが含まれていることを確認 PV Name <新規デバイス名> となっているエントリがあればOK
③ 容量を追加したいボリュームグループ名を確認
# vgdisplay VG Name の値がボリュームグループ名 VG Size (現在の割り当て容量)も確認しておく
④ ボリュームグループに新規作成した物理ボリュームを追加
# vgextend <ボリュームグループ名> <新規デバイス名> # vgdisplay <ボリュームグループ名> VG Size が③の時と比較して増えていることを確認
⑤ 容量を追加する論理ボリューム名を確認
# df 容量を増やしたいマウントポイントにマウントされているファイルシステム名を確認 Ubuntu だと 「/dev/mapper/<ボリュームグループ名>-<論理ボリューム名>」といった値となる # lvdisplay --- Logical volume --- LV Path → ここに表示されている値を確認しておく LV Name <論理ボリューム名> VG Name <ボリュームグループ名>
⑥ 論理ボリュームに容量を割り当てる
※ボリュームグループの未割り当て容量を全て割り当てる時のコマンド # lvextend -l +100%FREE <論理ボリュームパス(⑤で確認した LV Path)>
⑦ ファイルシステムの拡張(割り当て容量を増やしただけでは使えないのでこの手順が必要)
A.ファイルシステムが ext4 の場合 # resize2fs <デバイス名(/dev/mapper/<ボリュームグループ名>-<論理ボリューム名> とか)> B.ファイルシステムが xfs の場合 # xfs_growfs <マウントポイント>
こんな感じで
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